新潟 釣りの道具箱 うまい魚と釣りの旅
釣り場で車がスタック!脱出手順を写真で解説!元ラリー屋のボクが教える脱出法!砂にハマった自動車をその場に落ちてるアレで救出!
「恋が憧れだけだった頃へ ノスタルジア」
というわけで、1991パリ・ダカールラリーのテーマソングを歌っていた[浜田麻里」さんも好きですが、
妹でコーラス担当の「浜田絵里」さんが抜群に好きなMr.クロオビです。
作業前の注意事項
※タイヤの下には素手を入れないでください。
万が一、ジャッキが外れた場合手をつぶされてしまいます。
スコップがなければ木の棒などを使用してください。
※砂浜などは極端なハンドル操作(ハンドルを切りすぎたりするとタイヤが抵抗になりスタックしやすくなります。
ハンドル操作は少しずつ、緩やかに行ってください。
ご説明
イラストで解説したのち、写真で実作業を解説いたします。
読み込みが遅い場合がございますが少々お待ちくださいませ。
釣り場でスタック!?脱出法!
さて、早速解説です。
これはまだ軽症です。重症になるとホイール半分埋まり、もっと車体の下を地面に擦っています。
運転席側みるとこんな感じです。たとえ重症でもやり方は同じなので大丈夫です。
そして
こちらは正面です、バンパーが地面に擦ってます。
助手席側は
同じですね、ズッポリ砂に埋まってます。
まず作業に入る前に確認です。
車検証入れの中に「取扱い説明書」がありますので、「ジャッキのしまってある場所・そのジャッキを車のどこに掛けるか」を確認します。
取扱い説明書の後ろの方に目次があります。
そこから
ジャッキがご自分の車の片づけてあるか確認します。
そこにジャッキをあてるポイント(場所)や
ジャッキの使い方・作動が書いてあるので確認します。
この車の場合は
リア(後ろ)フロアの下に格納してあるので、板をはぐると出てきます。
そこから、「黒いジャッキ」と「棒状の曲がった工具」を二本出しておきます。
イラストでこれからの作業を把握しましょう
※スタックしていないタイヤに車が動かないように「輪止め」・「石」などを置き安全を確保しましょう。
これからやる作業はこんなイメージです。
片側ずつタイヤを持ち上げて、その下に踏ん張りが効くように石を敷き詰めて「層」を作っていきます。
この「タイヤの下に層を作る作業」、これは駐車場を作る作業なんかにもやる作業です。
その簡易版がこの作業です。
これをA側・B側と交互にやって行く事によってタイヤの下に「かさ増し」して地面の平面に近づけます。
脱出イメージはこんな感じです。
それでは作業に戻ります。
周りを見渡し石・ガレキを探す
さてこれが重要です。
廻りから
「石(大きい石・小さい石)・ガレキなどのコンクリート片等」を集めます。
まずはこれくらい集めましょう!
これらは脱出に重要なアイテムですのでがんばって集めましょう!
作業開始
まずは「サイドブレーキ」をかけてギアをニュートラルにします。
それでは砂かき作業です。
スコップでタイヤのわきの砂をどけていきます。
こんな風に
タイヤの側面が見えるまで砂をかきます。
フロントバンパーを擦っているので
脱出の勢いで破損しないように
フロントバンパー下の砂をどけておきます。
タイヤの確認をします。
この状態で手でタイヤが動くか確認します。
手でタイヤが動いた側からジャッキを掛けます。
これは、ジャッキアップして片側を持ち上げると反対側が沈みます。
タイヤが動くということは、接地していないのでジャッキアップ量が少なくなりますから、こちら側を先にジャッキを掛けていきます。タイヤが動かないと接地していることになり、ジャッキアップ量が多くなり作業が大変になる為です。
両方動く・両方動かない場合はどちらでも構いません。
~~両方動いた場合は完全にエンジン下を擦っていますので注意が必要です。
このままジャッキアップはできますが、オイルパンなど破損の恐れがありますので自己責任でお願いします。
尚、作業される場合は少しでも車体下がりを防止するため、ジャッキアップ前にタイヤの下に石を敷き詰めてください!!~~
※タイヤの動きを確認したらパーキングへシフトを入れます。
大体の車はこのように
ジャッキアップポイント(ジャッキを掛ける場所)が切り欠いています。
取扱説明書で確認してください。
ジャッキポイントの真下を少し掘ります。
その下にジャッキを当てますが、下が砂だと沈んでしまってジャッキの力が伝わりません。
先程拾った小石などを敷いて砂をかけて地面を固めます。
今回拾った中に平らなコンクリート片がありました。
このコンクリート片を
真下にセットします。
このコンクリート片や石を土台にします。
こうして踏ん張りを効かせて車を持ち上げます。
この様に車側の「切り欠き」と「ジャッキの溝」を合わせます。
ジャッキの動きと準備
初めに出した「曲がった棒状の工具二本」
を組みます。
赤丸の部分に青丸の部分を
差し込みます。
この様な形にします。
ソケット(丸っこい部分)が画像のようになるようにします。
ジャッキの片側に穴が開いています。
その穴に
フック部分をひっかけます。
左手を工具のこの部分を
軽く握り、
右手は
この部分を軽く握ります。
フック部分を支点に、棒状の工具の結合部が上・下にひし形を作る様に
時計回りに回すと
パンタグラフのように
この様に上方向へ上がっていきます。
下げるときは反時計回りです。
セットするとこんな感じです。
これをクリクリ回していくと、
車は持ち上がります。
タイヤと地面に隙間ができます。
※もし、持ち上がり方が足りなければ、素手ではなく、スコップや木の棒などを使いタイヤの下を少し掘ります。
その隙間に
スコップなどで先程拾った石を敷いていきます。
その後、
砂を入れます。
これは、石の隙間に砂が入ることにより地面をより締められます。
このようになります。
これでジャッキを下げていくと
これだけ差ができました。
つまり、
この分だけ、車が浮いたという事です。
これでこちら側のジャッキを外します。
反対側も
同じ手順で
やっていきます。
これで1セットです。
車の上がりが足りなければこれを繰り返していきます。
※繰り返す場合はジャッキポイントの下をタイヤ下の様に固めていきます。
※タイヤ下は浮いた分に石・砂を入れていきます。二回目以降はタイヤ下を掘ってはいけません。
せっかく埋めた場所はそのままで層を重ねていくようにします。
フロントバンパーと地面の隙間などを
参考にしながら、
車の上りが充分になったと判断できたら
ジャッキを外し、土台を埋めていきます。
今回はバックで脱出したいので、前輪が後ろに行く地面を固めたいからです。
土台部の地面を固めます。
さぁ、いよいよ脱出!
いよいよ脱出です。
車の廻りから人を遠ざけます。
接触事故を起こさないようにです。
アクセルの踏み方ですが、一気に踏んでしまうとタイヤが空転してしまうので注意してください。
空転しないように、じわっと力強く踏んでください。
このとき、万が一の事故に備え、すぐにブレーキを踏む心の準備をしておいてください。
※ハンドルは必ず真っ直ぐにして脱出してください。
真っ直ぐにしないとタイヤが抵抗になり脱出しにくくなるばかりか、最悪またスタックします!
いざ!
抜けました!スタック脱出成功です。
実際スタックしていた場所は
この様になっています。
このままでは、他の方が同じ苦労をするといけないので
砂で埋めて踏んだりして硬く固めてください。
踏み固めて沈むようなら
砂を追加して他の地面と平面高さが同じになる様にして終わりです。
車には塩分を含んだ砂がたくさん付着しています。
後は、浜の砂で錆びるといけないので
真水でしっかり洗います。できる事なら自動車屋さんに整備点検をしてもらう事をお勧めします。
常に車に便利グッズを常備しよう!
もしもの為に、スコップや夜間用にライト、牽引ロープやサンドラダーなど積んでおくといいと思います。
牽引ロープは他車で引っ張ってもらうために。
サンドラダーはもっと脱出しやすい道具です。
少し砂を掘り
タイヤの進行方向に当てるだけの優れもの。
楽天市場・AMAZON
常備していると安心です。
釣り場・砂の見極め
もしほかの車両のタイヤの跡があった場合、
参考にするのも手です。
これは
入っちゃいけないやつです。
釣り場は無理せず安心のおける場所に駐車しましょう!!
ボクのパリダカソングはマニッシュでした!
ワタクシはレガシィでスタックした大バカ者ですw
クルマがフォレスターに変わっても砂場には、もう近付きませんw
こんばんは!
「声にならないほど愛しい」ですね!!!
姫カットがグッときましたよ!
できることなら「川島だりあ」の「DON’T LOOK BACK」を聞いていただきたい!!
歌詞に「降りしきる雨がボンネットの上 踊る」なんて素敵な歌詞が!
長くなりそうなんでこの辺で(笑)
こんにちわ!
今日、能登で同じ目にあったものです。レンタカーで、飛行機の時間も迫ってるし、レンタカー営業店からも「自分でどうにかしてください」って言われてしまい、JAFを呼んでも2時間かかると言われ、大パニックになりました。
幸い、JAFが来る前に、近くに車を止めていた釣り人のおじさんたちが数名助けて下さり、ロープを車にくくりつけて、別の車で引っ張り上げてもらい、救助できました。
自分の車ですらジャッキアップを女1人でできるかと言われたら厳しいですが、レンタカーだとますますどこに何があるかわかんないし、とにかく最初にこのような浜辺で止める場所を選ばないとダメだと反省しました。
新潟も、角田浜の方には何度か行ったことがありますが、ずっと砂浜ですよね。海を見に行くの大好きだけど、こういうアクシデントは初めてだったので。
こんばんは!コメントありがとうございます!
大変な思いをされましたね。飛行機時間が迫っているとなるとなおさらですよね。ボクも出張で飛行機時間には焦らされます(笑)
しかしそのレンタカー屋さん、、、、「自分でどうにかしてください」って、、、アリーヴェデルチって言われた方がまだまし。
オブラートに包まずボクの言葉で話をしますと、、、
「ないわ!そのレンタ屋!!!ク○だな!高圧インテリ王子め!」
って感じです。あいては男か女性かよくわかりませんが(笑)
ボクも数年前まで自動車屋で整備・フロント・検査をしていましたが、不安を和らげるどころか不安をあおる対応はいけませんね!!
自動車はとても不安になる要素がある物です。機能の使用や故障、事故様々です。
ましてや慣れていない車はいつもの布団と違うところで寝るより落ち着かないです。
自動車関連会社を経営する以上、自動車関連会社に勤める以上、いかにユーザーに不安を与えないか、不安を安心・理解に替えるかと言う事が重要になります。
全く残念なレンタ屋です。
あ、ごめんなさい、少し熱くなってしまいました(笑)
いざとなったら近くに釣り人がいれば声をかけてください。
ボクを含めて釣り人はおせっかいやきの助け好きが多いので力になってくれるはずです。
あと、やはり侵入前はご自分で砂を踏んでみるのが一番です。少々砂が荒い方が砂が締まっていることが多いです。
これは、ふるいに粉物を掛けたり、容器の中の粉物をゆすった時に荒い形状の物が上に来る原理と似ていると思います。
必然的に下の層が締まり上の方に荒い粒が上がります。地面の振動や風、雨など影響のようです。聞いた話ですが(笑)
また新潟にも是非お越しください。角田浜は大きな駐車場の場所はトイレもあり地面は締まっています。
近辺にも多くの無料駐車場もあり眺めもいいです。
何より今回はケガがなかったようなのでよかったです(^^)