新潟 釣りの道具箱 うまい魚と釣りの旅

釣り好きの家族が亡くなってしまった。残された釣り具はどうしたら??

釣り

はい、今回は、ボクがたまに相談に乗るお話です。
身近で釣りをされる方が亡くなってしまった時の残された「釣りの道具」というお話をしたいと思います。

実はここ最近、ボクの働いている会社で釣りをされる方が亡くなりました。
2~3度ほどシーバスの話をしました。
部署が違うのでいつも話をするというわけではありませんでしたが、話の中でボクのホームの川・河口によく足を運んでおられたそうで、
「もしかしたら、釣り場でお会いしていたかもしれませんね~」
なんて談笑したのを今でも覚えています。
とても丁寧で物腰の柔らかい方でした。一緒に釣りに行けなかったのが残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。

残された釣り道具と思い出・意志

旅立ってしまった方の大切な釣り具達。
釣り好きのご主人、家族が亡くなられた、親戚やご友人、そんなこともあるかもしれません。
残された「愛用の釣りの道具たち」はどうされているのでしょうか?

・思い出として取ってある、形見・・・・・・・・忘れたくない など
・捨ててしまった・・・・・・・・・・・・・・・思い出すのがつらい など
・釣りをする家族・親戚が使っている・・・・・・引き継いでほしい など
・売ってしまった・・・・・・・・・・・・・・・別の物の形を変えたり、生活の為に役立てたい など
・友人・釣りをする方にあげた・・・・・・・・・引き継いでほしい、もったいないから使ってほしい など
・自分が釣りを始めた・・・・・・・・・・・・・生前夢中になっていた物に触れたい など
・自分が使っている・・・・・・・・・・・・・・一緒に楽しんだ釣りを続けている など

がございました。
この中で「捨ててしまった」は少しさびしい気もしますが、思い出して辛くなるなら致し方がないですね。
また、「あげる方がいない・売る手段がわからない」というかたも少なくはないのでしょうか。
釣り具だけではなく、残された物をどうするかは難しいところではあります。

できることなら

もし、釣りをされるご家族やご友人がいなかった場合、いえ、たとえ身近にいらしゃったとしても、
「一度、その道具で釣りをしていただきたい」と思います。
もちろん、それは心の余裕、時間の余裕がある場合に限ります。
お体の状態やお仕事の都合、家事や子育てなどの家庭環境や住んでいる場所の立地などございますし、釣りを通して「思い出すのもつらい」という方にも無理強いをしているわけではございません。
もし、大切な方の「大好きだった釣り」に触れてみたいと思える時が来たなら是非その「釣り」に「その道具」でふれてみてください。

釣りは命の学び場

魚釣りは我々人間が一番命を感じ・学ぶことのできる事だと思います。
我々は食べなければ生きてはいけません。どんなにつらい事があってもです。
食卓に並ぶ「ご飯」・「おかず」の数々を思い浮かべてみてください。
100%といっていいほど他の命をもらって命を引き継いでいます。
「動物の肉」といわれる食材は「命をもらっている」と想像するのはたやすいですが、「果物や野菜」などからも命をもらっています。
ただ植物はあらがうことをしませんので我々人間は気に留めることは少ないでしょう。
牛や豚、鳥など我々がよく食べる生き物達の肉をいただいても、今は野菜と同じ感覚なのかもしれません。

不思議なもので今あげた牛や豚、鳥など生きている状態から調理するのは、ほとんどの方が経験がないでしょうし、想像するにも耐えられないのではないでしょうか。
しかし「魚」はどうでしょう。決して「魚の命を軽んじている訳ではない」ですが、抵抗のある方は少ないのではないでしょうか?
不思議なものです。
ましてや「魚の命のあらがい」を「魚のひき」だなんて楽しんでいるんですから釣り人は残酷極まりないです。
ただ、そう思ってしまうと動物だけでなく植物を含め「すべて」を口にできなくなり人間は簡単に飢えてしまいます。
その辺は神様が人間の感情をコントロールしたのでしょうか。
命の大切さは亡くなった方から教えられるだけではなく、生前大好きだった釣りからも教えてもらえるんですね。

実際にボクも「釣り」を通して命の多くを学びました、まだまだですが。
そして魚であれば一匹一匹の重みを知り、受け止め、家族のもとへ持ち帰っていたのだと思います。

ボクも引き継ぎました

ボクも身近で釣りをされる方がいらっしゃいました。
ご遺族の方から
「使えたら使ってほしい、私は歳だからできないし、息子もやらないって言っているから」と。
今まで「竿」、「仕掛け」、「タモ」、「クーラーボックス」などを引き継ぎました。
中にはサビや劣化で使用できない物もありましたが、手を加えたり、部品取にしたりと形を変えて「新たな道具」になりました。
ほかに「のべ竿」も引き継ぎました。

のべ竿を手にするのは中学生の時に鯉釣りをして以来でした。もう30年近く前になりますね。
その「のべ竿」も今のボクの釣りの一つです。
多点針にリール竿で遠投のハゼ釣りが主流の中、のべ竿で風流に楽しめます。

譲って下さった方々に魚を差し上げると
「もう新鮮な魚を食べれないと思っていた!ありがとう!」や
「主人の道具で!?まぁ!ありがとう!一緒に釣りしていたのかな?またお願いしてもいいかしら?」
なんて言って喜んでもらっています。
ボクもなんだか嬉しいです。

さいごに

「すべての食材に感謝を込めて いただきます」
このセリフはアニメ「トリコ」の主人公トリコの食事をする前の一言です。
命を引き継ぐ、いただくすべてが詰まっていると思います。
動物だけではなく、植物にも決して軽んじてはおらず敬意をはらっていることが伝わります。

生前愛用していた釣り具達も、そうやって旅立たれた方と歩んできたように思います。
「思い出として取って置くのもよし」
「売って生きるために使うのもよし」
「身近な釣りをやっている方に使っていただくもよし」
「その釣り具で釣りを始めるもよし」
様々ですが、大切な思いに変わりはありません。

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コメント

    • sibaosa
    • 2019.04.04

    いい話ですねえ
    ワタクシも親父の残した ウエーダーや餌箱 引き継いで使ってます(^.^)

    自分が死んだら息子に使ってほしいんですけど、要らないっていったら・・・

    その時は宜しくお願いしまっす(^O^)/

      • Mr.クロオビ
      • 2019.04.06

      こんにちは!
      エサ箱は気持ちが入りますね!!!
      ステキです!!!!

      息子さんならキッチリ使ってくれますよ!!

      うちも妻が本腰を入れて釣をしてくれることでしょう(笑)

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