新潟 釣りの道具箱 うまい魚と釣りの旅
波ができる理由 波の起こりを知って魚を釣ろう! 意外とわかりやすい波の原理
「ここは海から吹く風様に守られておるからのう」
というわけで、宮崎駿さんらを尊敬してやまないMr.クロオビです。
人間の奥にある物を考えさせられます。
関連記事は下部にございます。
波ができる理由
我々釣り人にとって切っても切れない物。
「波」
時に魚の居場所を教えてくれたり、時に静かに語りかけ、そして荒々しく釣り人を拒む。
この「波」はいったいどこからくるの?
どうやって波はできるの?
今日はこれを解説したいと思います。
「波」ができるにはいくつかの理由があります。
風
大きな理由の一つが「風」です。
近年、台風の被害が多くその恐ろしさは想像するにたやすいのではないでしょうか。
あまりに規模が大きい話なので、みじかな例を挙げてみます。
あっついラーメンや、熱いスープを食べるときに「ふぅ~~ふぅ~~」っと息を吹きかけて冷ましたりしませんか?
この時になみなみと波紋ができますよね??
これと同じなんです。
その波はお皿の縁までいきます。
海の波もこれと似たような状態になっています。
この「波」は川などでも起こります。
こちらの「シーバス攻略記事」でも画像を載せていますが、ごく弱い風でも水面を揺らす力を持っています。
まぁ、そう考えるとそうですよね。口で「ふぅ~~ふぅ~~」するだけでスープが揺れるんですから。
自然、つまり地球全体で考えると、、、ね、そりゃそうですよ、規模が違います。
そして波は「伝播」しやすい性質なので遥か遠くまで伝わってくるんです。
無風時の波は??
それじゃあ風がない時は??
ってことになりますが、波が全く止まっているってことはありません。
どんなに波が無いように見えて鏡の様になっていても波は発生しています。
先程の伝播しやすい性質であるため、遠くの波が届いています。
「では、その遠くの風がないときは??」
ってことになりますが、、、「実は風がない事がない」んです。
エターナルウィンドウ
はい、ちょっとかっこよく言ってみました(笑)
我々の住むこの地球上には「吹き続けている風」が存在しています。
一度は聞いたことのある
「偏西風(へんせいふう)」
って風です。
ほら!聞いたことありますね!
あとは社会の時間に寝ていたり、消しゴムちぎって友達と投げ合っていなければ聞いたことのある
「貿易風(ぼうえきふう)」
って風です。
ほら!聞いたことない!
こんな手紙を授業中に回しているからですよ!!(笑)
イラストにしてみました。
このような位置で常に風が吹いています。
気球上のどこかで地形や気圧の条件で台風が起これば、海面に大きく強く吹き付け、波を発生させます。
規模が大きければ波は高くなり伝播していきます。
その波が我々のところまで届いています。
当然、遠くに来ればだんだん小さくなってきます。
伝播の途中で風や違う要因があればまた波ができて伝わってくる。
波は繰り返しによってできています。
風が強くなれば波が高くなり荒れやすくなる。
風がなければ海面は静かで鏡のようになることも。
風は波を作る大きな要因でした。
そして、波に関連する大きな現象があります。
海の上下!?水の動きによるもの
潮の満ち引き?干潮・満潮?とは?海を知って魚を知る!
潮の干満は波にも多いく影響します。
我々釣り人にとって恵みをあたえてくれたり、時に危険な力を見せてきます。
下記に記事を書いてみました。
一発大波?百発波とは? 減らない釣り人の事故 ボクの波にのまれた経験
波と魚の関係
さて、この波の起こり等をある程度把握すると、魚に随分と近づきます。
これは、ある程度は数日前から大体の天候が気象庁で発表されています。
当然波が高ければ釣行できず、波が低ければ釣行できます。
しかし、波っ気がある時こそ釣れる魚がいることも事実。
これが釣り人の事故の原因の一つともいえるわけです。
危険です、波の高い日の釣りは厳禁です。
ただ、これを逆手に取ることも可能です。
例えば、「シーバス」と呼ばれているスズキと言う魚を例にとりましょう。
やや波っ気がある時に釣りやすいと言われている魚ですが、あれ過ぎれば当然深場や湾、河川に移動します。
シーバス単体を考えれば。
ここで、シーバスが捕食するベイト(小魚など)に注目するともっとわかりやすいでしょうかね。
小魚となればシーバスより遊泳力はない魚が多いです。
つまり、小魚が避難した場所にシーバスも捕食の為についていくと考えられます。
外海が荒れていても、穏やかな湾や河川を探すことによって、チャンスがあります。
当然波の影響が極力少ない釣り場の選択となります。
釣り人として当然安全が第一ですから。
ポイントの例を挙げると、
「普段流れが少なく、外海が荒れるとそれなりに流れができる場所」
がボクの狙うポイントになります。
普段流れがなく、釣れないイメージの場所であれば、人も少なく、他の場所に魚がつけなければ魚が溜まりやすくなります。
荒れた日であれば普段流れのある場所は外海の影響でより流れができ、釣りにならないポイントが多いからです。
普段からポイントを見て回るのが重要になります。
例え釣りをしなくてもポイントを見て回る事がとても重要ですね。
釣行は自然をよく観察し情報を手に入れ安全に楽しみましょう!!
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