新潟 釣りの道具箱 うまい魚と釣りの旅
簡易版 コレがあればOK!ダイワのSタイプノブにLタイプノブを取り付け!規格外・タイプ違いのハンドルノブを交換!!
「全軍を指揮する者が弾の後ろで叫んでいては、勝つ戦いも勝てんよ。」
というわけで、レビル将軍のこの言葉をクソ上司どもに聞かせたいMr.クロオビです。
ね、そうでしょう?どこもそうなんですかね??
そりゃぁ「ランバ・ラル」が理想の上司になりますよね。
ダイワ SタイプノブにLタイプノブを装着する方法
まぁ、事の発端はボクの注文間違いからです(笑)
「ダイワ トーナメントサーフ35 キャスティズムQD」のハンドルノブを交換する予定でした。
完全なボクの思い込でしたよ、トーナメント35クラスは「Lタイプ」のハンドルノブだと。
「Sタイプ」でしたよ、、、しくじりました。
交換予定だったハンドルノブはこちら!!
前回、「キャスティズム25 QD」で交換した「スタジオコンポジット カーボンラウンドノブ」です!!
しかも今回は前回の「Lサイズ」より大きい「XLサイズ」
大きさの比較をしてみます。
右・・・前回交換した「キャスティズム25QD]
左・・・今回交換した「キャスティズム35QD]
そうです、初めに言っておきますが、交換は成功しております(笑)
大きさは結構違いますねぇ。
SタイプとLタイプの違いは?
それでは、「Sタイプ」と「Lタイプ」の違いは?
何故取り付けができないのか?
と、言う事なんですが、理由はこちらです!!
どん!!
ハンドルノブの軸となる部分の「長さ」・「太さ」が違うためです。
それに伴い使用するベアリングの大きさ(規格)が変わってしまいます。
これが取りつかない理由です。
太さの違い
Sタイプの軸の太さが4mm
Lタイプの軸の太さが5mm
Sタイプのベアリングが「内径4mm・外径7mm・厚さ2.5mm」のベアリングを使用しているのに対して、
Lタイプのベアリングは「内径5mm・外径8mm・厚さ3mm」のベアリングを使用しています。
比べると「内径で1mm・外径で1mm・厚みで0.5mm」Lタイプのほうが大きいことになります。
僅かな差ですがどうにもならない差です。
太さだけを見れば「内径4mm・外径8mm・厚さ3mm」のベアリングを使えばいいのでは?
つまり、ベアリングの内径は「Sタイプ」にして、Lサイズ規格のノブには「Lタイプ」の外径と厚みにすればいいわけです。
太さだけ見れば。・・・が!、ここに長さが絡んできます。
長さの違い
Sタイプの軸の長さが27.0mm
Lタイプの軸の長さが36.5mm
そのさは9・5mm。
約1cmも違うんですね。
この様に「Sタイプ」ノブと「Lタイプ」ノブではベアリングの収まる位置が違います。
「Sタイプ」ノブに「Lタイプ」ノブにつけた断面図がこちらです。
取り付けビスの長さが足りません。
では長さを長くすれば??となりますが、それではベアリングがLタイプの位置にくるので軸がベアリングの内径に軸が入っていないじょたいで、宙に浮いた形になりますのでノブはグラグラ・・・
ではどうしたら?????
楽天市場・AMAZON
ここでコレが登場!!!
さて、この問題を解決する方法があります。
この長さを補う方法!!
同時に太さ問題も解決!!
これです!!じゃん!!!
※ちょうど手持ちにあったアルミ製パイプです。やや、強度的に問題がありますので、「真鍮」・「ステンレス」製をお勧めします。
さてこのパイプの詳細ですが、
内径・・・4mm
外径・・・5mm
長さ・・・1000mm←まぁこれは5cmあればいいので気にしないでください。
つ・ま・り
これを「Lタイプの長さ36.5mm」に切り、軸に差し込むだけで「Lタイプの軸」の出来上がりです。
「Sタイプの軸の太さが4mm」ですのでこの内径4mm・外径5mmのパイプを差し込んで「Lタイプの軸の太さの5mm」にすればいいわけです。
これで「Lタイプ」で使用しているLタイプ設定のベアリングサイズ(内径5mm・外径8mm・厚さ3mm)が使用できるわけです。
では!早速作業に入ります!!
まずは純正のノブのキャップをはずして
取り付いているビスを外していきます。
ビスを取り外しをして分解すると
ベアリングが二個出てきます。
※さてさて、ここでハンドルの付け根に段差があることに気付きます。
この部分です。ここはベアリングを止める最下部の土台です。
太さが4mmのパイプを使用しますのでそれ以上の径がある土台でパイプが止まります。
ちなみにこの土台径は5mm以上ありましたので、Lタイプベアリングの内径5mmでも十分止まります。
つまり、必要長さ分を切ってしまうと長すぎてしまいますので、この土台分を全長から引かなくてはなりません。
実際に土台のみを測ると1.2mmくらいありました。
確認の為、Sタイプ全長から土台分を引いた測り方をしても
25.79mm
全長27・0mm-25・79mm=1・21mm
大体あっています。
Lタイプの全長が36.5mm必要なので、
Lタイプ全長36.5mm-Sタイプの土台高さ1.21mm=必要パイプ長さ35.29mm
になります。
それでは先ほどのこのパイプを切っていきます。
おおよそ35.29mm+調整分(35・3~5)くらいで切ります。
マークをつけてパイプカッターを使用して切ります。
パイプカッターは内径をつぶさないように切れます。
バリ取りや調整分を含めて35・35mmで切りだしました。調整代は0・06mmです。
既製品なのでサイズはバッチリですが、表面を軽くヤスリがけをして、内径4mmに合わせ内径端部をヤスリでバリ落としします。
実際にベアリングをハメてみます。
Lタイプ用の内径5mmのベアリングです。ちゃんと入りました。ピッタリです。
ハンドル軸に仮取り付けしてみました。
ピッタリガタもなく取付できました。
ただ、この状態ですとベアリングが入っているとはいえパイプ自体も回ってしまう可能性があります。
そうなると、本来のベアリングの役目をロスしてしまい回転が悪くなってしまいます。
できればパイプを固定したい、、、、
というわけで、一度パイプを抜きます。
パイプを固定するためにハンドル軸にロックタイト(ネジの緩み止め)をごくごく薄く塗っていきます。
ロックタイトは固定や防水にも利用できます。
無い方は中乾・遅乾性の接着剤やエポキシでも大丈夫です。
塗る厚さはこのくらい薄くてOKです!軸の太さとパイプの内径にクリアランス(隙間)がほとんどない為です。
組み立てる順は分解した逆で組みます。
・ハンドルノブにパイプを差し込む
↓
・ベアリングを一個入れる
↓
・ハンドルノブを装着する
↓
・ベアリングを一個入れる(2個め)
↓
・ネジで止める
↓
・ガタを確認して必要なら調整する。
です。
※ネジですが、最初はM2.6のネジ部の長さが6mm位のネジが入っていましたが、
パイプを軸にハメて長さを10mmほど延長している為、通常の長さでは足りません。
ですので、上記の写真の様に10mmほど長いネジを使用します。
ただ、特殊ネジの為ホームセンターではなかなか売っていません。
今回は手軽に手に入る物を選んでみました。
ただこちらのネジは頭が小さいので付属のワッシャーを装着して取り付けをします。
まずは手順にしたがって仮組みします。
ガタがあるか確認します。
ガタがあったので調整します。
薄いシムを入れて調整します。
※ハンドルノブの調整の仕方・・・・工事中
取り付けのネジにもロックタイト(ネジの緩み止め)を塗ります。
ネジを取り付けていきます。
外蓋の当たる化粧ネジを取り付けます。
完成です。
このボディサイズでこの大きさのノブ。ボク好みです!
手が大きいボクには非常に扱いやすいサイズです!!!
手触りもよく楽しく釣りができそうです!!
廃盤になっているのが非常に悔やまれます!!!
今回は簡易的に取付しましたが、次回はハンドルノブの内部もキッチリサイズでパイプを加工してみます!
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