新潟 釣りの道具箱 うまい魚と釣りの旅
釣り場でこれを見つければそこは美味しいアオリイカのポイント! 川の多い新潟でポイントを見極める!
「ドレスはあるがハイヒールがない」
というわけで、このこじゃれたジョークがたまらない魅力なケイシー・ライバックのファンなMr.クロオビです。
コックなんですよね、でも強いっていうのがいいですね!
まぁコックと言っても実は他の隊のミスの・・・・アダムス艦長は理由を知っていて。。。
長くなりそうなんでやめときます(笑)
アオリイカの好む水質
さて、アオリイカが釣れる場所って??
一般的に言われているのが
・濁りが少ないところ
・真水の流入がないところ
・新鮮な海水の流入があるところ
・酸素濃度が高いところ
・水温が高めなところ
大まかな感じを挙げるとこんな感じじゃないでしょうか。
アオリイカは塩分濃度の大きな変化を嫌います。
体の仕組みが浸透圧の激しい変化に対応できません。
考えてみると、確かに今まで新潟市及び近郊でアオリイカの釣果があった場所はこれらに当てはまります。
水質の見極め方
実際に試験紙、比重計で測定するなどを行えば正確にその時の水質を測定できます。
後は船が通過した際、磯やストラクチャーに波がぶつかり水が砕けた際、
・すぐに泡が消えれば不純物の少ない水質
・泡がしばらく残るようであれば不純物の多い水質
つまり、泡が消える場所であれば、アオリイカの釣れるチャンスがあります。
ただこれは真水の混ざっている可能性もあります。
例えば、「水」と「麦茶」のペットボトルを振った場合、「水」はすぐに泡が消えますが「麦茶」はしばらく泡が残ります。
綺麗な海水に真水が混ざっていても泡は出にくくなります。
なので、一つの目安にはなりますが決定的なものではありません。
海で「これ」を見つければそこは美味しいアオリイカのポイント!!!
確かに水質の悪い場所でアオリイカが釣れる場合もあります。
ただ、美味しくない事もたまにあります。
できれば美味しいアオリイカの方がいいですよね!?
ええ!ボクは絶対に美味しい方が良いです!!
水質の良い場所で釣ったアオリイカはとてもに美味しいです!!
そこで、アオリイカが釣れて、更に美味しいアオリイカである確率が高い場所である目安があります。
これを見つけてください!!
石灰藻(せっかいそう)
赤丸で囲ったところをご覧ください。ピンク色・紫色の部分が確認できると思います。
↓こちらは全体的に広がっています。
この様に貝にも繁殖します。
この石灰藻(せっかいそう)は海水槽をやっている方ならお馴染みの物です。
ピンク色だったり紫色だったりと水槽内を華やかに彩ります。
また水質に非常に敏感で、綺麗な海水でなければ増えることはありません。真水が混ざると消えていきます。
リン酸やアンモニアを嫌います。フン等からできる硝酸塩も嫌います。
安定したミネラル、カルシウムが繁殖条件です。水流も必要で繁殖予定部分の不純物を水の流れで払い、常に硝酸塩などの蓄積を水流によって海水を回す必要があります。
ボクも海水槽を回していますが、少しでも水質を悪化させると一気に「石灰藻」が消え「緑色の藻」が繁殖してしまいます。
もう少し寄ってみます。
この、ピンク色・紫色が石灰藻です。
ところが綺麗な状態を保つと爆発的に増えます。ただし、爆発的にといっても瞬時に繁殖するわけではありません。
中々の時間が掛かります。つまり、長期間水質の良い安定した状態が必要となります。
そして、「石灰藻」つまり「藻(も)」なんですが、よく目にする「緑色の藻」とは相反する位置にあります。
大げさに言うと「敵対関係」にあります。
良く目にする「緑色の藻」は、石灰層が苦手とする成分を栄養として成長します。例えば川から流れてくる栄養豊富な水です。
河口付近など栄養が豊富に含まれた水になります。河口には石灰藻は繁殖していません。真水がありますからね。
ですので、
・「石灰藻」が少ない、またはないところに「緑色の藻」が繁殖する。
・「緑色の藻」がないところに「石灰藻」が繁殖する。
という事です。
楽天市場・AMAZON
石灰藻とアオリイカの共通点
・石灰藻は綺麗な海水でリン酸、アンモニア、硝酸塩のない(極少ない)、適度な酸素濃度と水流、真水の流入がない場所に繁殖。
つまり、アオリイカの生息の条件にぴったり当てはまります。
アオリイカが自らの体からアンモニアを出します。フンをすれば硝酸塩を出します。しかし水流があればそれらは留まらず常に新鮮な海水に触れることができアオリイカが留まりやすくなる環境になります。
水流(潮の流れ)により新鮮な海水が入るという事は同時に酸素量が豊富な海水にも触れられるという事、さらにミネラルの豊富な海水が流入する。
潮の流れがあるところで釣果が出やすいのもこれが関係していると思います。
石灰藻が繁殖していれば真水の影響を受けにくいところであると判断できます。
さらに、安定条件が長期間そろわないと繁殖しない石灰藻があるということは、そのポイントは長い間海水がうまく回せる水流があり、真水である河口の影響を受けにくいポイントであることがわかります。つまりアオリイカが好む条件がそろっています。
更に、これから導かれることは、そのポイントであれば「雨天」でも真水の影響を受けにくいと判断できるので「雨天釣行」や「雨天後の釣行」でも釣果を望めます。
「石灰藻」を見つけていればアオリイカのチャンスは大です!!!
新潟で言えば笹川流れ、角田付近の磯回り、中央区の日和浜付近等。
エギングが流行して竿を出すポイントが限られる中、この「石灰藻」を見つけていれば竿抜けポイントで快適にエギングを楽しめます。
最後の最後でリフトで獲る!ピックアップ手前10mのアオリイカとの攻防!
意外とみんな気付いていないアオリイカの誘い方!! 釣れない時の次の一手! 磯で!サーフで!堤防で! エギングテクニック!
アオリイカが教えてくれる!「居着き・回遊」判断術!!自分の釣果も他人の釣果でも一発判断!!
それではみなさん!
楽しいエギングライフを!!!
コメント