新潟 釣りの道具箱 うまい魚と釣りの旅

砂浜の女王シロギス  キスの生態 鱚釣りのシーズン

キス

釣りに絡むシロギスの話・生態

少しシロギスについてお話ししたいと思います。
みんな大好きなシロギスです。
釣り人を「あまり裏切らない魚」です(笑)

「魚を釣る」と一言で言っても、なかなか難しいもの。

対象の相手を良く知ることが魚を手にする近道になります。

てなわけで、今回は釣り人目線なシロギス(白鱚)のお話をします。

あの~~、専門的なことはどっかのサイトを見てください!(笑)
そっちの方が「すっげ詳しくて正確」なので!!!(笑)(笑)(笑)

キスの居場所・エサ

キスは砂地に多く生息します。
寝るとき、外敵が来たとき、おどろいたときなど、砂にもぐります。

こんな感じで眼だけ出して(笑)これは可愛いですよね。
ボクの水槽での状態です。潜る速度も速く自然の力を見せつけられました。
そしてエサとするものがゴカイやイソメなどの多毛類が多いです。
このごかいるいが砂地に多く生息するのもキスが砂地にいる理由のひとつです。

新潟市近郊のシロギス(白鱚)釣りシーズン

鱚はいつ釣れるの??

これは厳密に言ってしまうと一年中なんですが、新潟で狙うとなると冬の越冬キスを狙うのは至難の業。
越冬する鱚がいると言う事は、当然数年は生きます。
実際に20センチくらいになるのには3年くらい掛かると言われ、30㎝を超える「尺キス」と言われるサイズになるには何年もかかるそうです。ましてやシビアになる寒い時期のキスを釣るなんて専門で狙うキスマスター以外厳しい話。
てなわけで釣りやすいシーズンをお話しします。

月別の目安 キス釣りは4月下旬、5月から11月

5月

4月下旬、5月上旬になると諸先輩のキスマスター達が行動を開始する時期。
↑そうです、他人頼りなボクです!
いやね、ちがうんですよ、あの、キス釣り師の彼らすごいんですよ!ほんとすごいんですよ!
参考に勉強させてもらうのが、シロギスへの一番の近道です!

で、6月から10月に産卵を迎えると言われる鱚は、4月下旬、5月になると浅い場所に集まり始めます。
この産卵には第一期、第二期とあるようです。産卵前に体力をつけるためにエサを追います。
しかしこの時期は場所により水温にムラがあり釣れる場所、釣れない場所がはっきりしてしまいます。
↑これ!これな! キスマスターはこれを抑えてます。
サイズはバラバラ。大小釣れます。
今年度のキス釣りの場所を左右する彼らの行動を勉強しながらキス釣りを楽しみましょう!

↑これは先日の「ちょい投げ実釣記事」の撮影時のキス。
5月の中旬で二本針に大小でかかりました。

6月から7月

産卵のために積極的にエサを追い始めます。
非常に食い気があり釣りやすい時期ともいえるでしょう。
大小様々で数釣りのできるシーズンです。
朝や夕方の小一時間でも十分楽しめます。

8月

7月下旬から海水温が上がり始めたり、台風の影響で海が荒れ、海底変化がおきます。
こうなると浅場から深場へ一旦移動します。急に深くなる場所や、囲まれた荒れにくい場所での釣りとなるでしょう。
数、大きさとも下がり難しい月でもあります。

9月から10月

海が落ちつき始めた9月から、「落ち鱚」と言われる大型が釣れる時期です。
アタリも大きくなり、先月までのキスとはイメージの違う引きが楽しめます。
ボク個人的に一番好きな時期ですね。暑さもなく一時期に比べると釣り人の数も減っています。
ねらい目ですね。

11月

この時期になるとキスの姿は徐々に減り始め、大きさも小さくなっていきます。
釣り人もほとんどいない状態です。
いる場所を探して移動することが多いです。

ただ、11月の新潟の鱚釣りはと言いますと、、、、。釣れます。
浅場だとかなり厳しいですが、多少水深のある場所だと釣れます。
この時期ですと、ボクの場合さびかないで「置き竿」です。
5分に一度くらいですかね、2回くらい巻取りをするのは。
とにかく待つ釣りです。

以上が4月下旬、5月から11月のキスの状態です。
針の大きさや糸の太さなんかも時期によって選んでみてはいかがでしょうか。
さて、釣り場によって水温の違うので別にしてみました。
水温によってどうかわるのでしょう。

海水温による鱚の動き

場所によって海水温が変化するので、月とは別にして見ました。
※温度範囲が広いのは、浅瀬で海水温が上がりやすい場所、深場が近くにあり低い水温がさしやすい場所等条件が様々なので。

・13~15度くらい
  温度が上がるときはキスが姿を見せ始め、同時にエサに反応を示す時期。逆に下がる時は姿を見せなくなる温度帯です。
  
・15~20度くらい
  第一期産卵前くらいの水温でしょうか。活発化していきます。釣りやすい時期です。

・20~25.26度くらい
  非常に活発にエサを追ってきます。爆釣しやすい水温でもあります。

・26度以上
  キスのほとんどが海水温の安定している深場へ移動してしまい姿を見せなくなります。

以上がキス釣りに関するキスの生態です。
ご参考になれば幸いです。
記事はボクの経験に沿った内容ですので、地域や自然の状況によって変わります。

それではみなさんの爆釣を願っています!!

  

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コメント

    • tm
    • 2020.09.13 12:15pm

    今年キス釣りを始めた初心者です。ページを拝見させていただきました。大変勉強になります。ありがとうございます
    7月ごろはちょい投げで釣れるようですが、9-10月ごろはちょい投げで釣れるのでしょうか?

      • Mr.クロオビ
      • 2020.09.16 9:26pm

      tm様
      こんばんは!
      ご返信遅くなり大変申し訳ありませんでした。
      記事をご覧いただき、さらにコメントをいただきありがとうございます!!
      ご質問の9月から10月頃のキスのチョイ投げですが、釣れます!!!
      チョイ投げでも十分に釣れます!
      基本的な釣り方は7月とほとんど変わりません。
      地域柄にもよりますが、9月から10月の秋は初夏よりもほかの釣り物が多かったり、5月から8月ころまでキス釣りをして満足される方が多いようで「キス釣り」をされる方は少ないように感じます。
      新潟市近郊ですと、「キス釣り」の仕掛けで「ハゼ釣り」がそのままできるのでハゼ釣りに人が流れるようです。
      キス専門の「キス師」達が遠投してキスを狙っていますので、砂浜からよりも縦にのびる堤防を利用してチョイ投げから足元を狙うと有利です!
      砂浜から狙う場合、「キス師」達が遠投できない50m以内くらいに消波ブロックが並ぶ砂浜が穴場になります。
      波も上がりにくく安全で釣りやすいです。
      簡単ではございますがこのような感じです。
      後日、チョイ投げの詳しい狙い方の記事を図解でアップいたします。
      引き出しの一つ程度でご覧いただけたら幸いです。

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